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匿名eSIMとは:「KYC不要」の本当の意味

身分証なしで買った旅行用eSIMで守られるもの、守られないもの。ネットワークに見えること、当店が保管する情報と期間、暗号資産での支払い方。

「匿名eSIM」は、販売者がかなりあいまいに使っている言葉です。「KYC不要」はそれより範囲の狭い主張で、確かめることもできます。回線を買うときに、あなたが誰なのかを誰も尋ねなかった、という意味です。スマホがモバイルネットワークにつながったあと、ネットワーク側に何が見えるかについては、何も言っていません。このガイドでは両方を扱います。何が守られ、何が守られないのか、そして当店自身が何を保管しているのかです。

ここでいう「KYC不要」とは

esimkerでeSIMを買うのに必要なのは、プランを選ぶことと支払うことだけです。氏名も、住所も、電話番号も、身分証明書も要りません。メールアドレスは任意で、QRコードの控えを送るためだけに使います。アカウントも任意です。

注文は秘密のリンクの先にあります。リンクを持っている人がeSIMを持っていることになるので、保存しておき、むやみに人に渡さないでください。

現地のSIMと比べてみましょう。ほとんどの国では、旅行者のSIMはパスポートにひも付けて登録され、多くの場合は通信事業者の窓口で手続きします。中国、タイ、インドネシアはいずれもこの方式です。旅行用eSIMはローミング回線です。海外で契約された回線が現地のネットワークに乗り入れているだけなので、現地のSIM登録簿にあなたの名前が載ることはありません。

それでもネットワークに見えるもの

モバイルネットワークは、端末についていくつかのことを知らなければ通信を提供できません。これはどの販売者にも変えられません。

  • ローミング先の現地ネットワークには、eSIMの加入者番号が見えます。この番号はeSIMを発行した通信事業者のもので、あなたのものではありません。ほかに、スマホのIMEI(どのSIMを入れても変わらない、端末固有の製造番号)と、スマホの近くにある基地局も見えます。
  • eSIMを発行した通信事業者は同じローミング記録を受け取り、あなたの通信も運びます。ローミングeSIMのモバイルデータは、発行元の通信事業者のゲートウェイまで戻ってからインターネットに出ます。サイトに別の国のアドレスが見えるのはそのためです。どこから出るかは、各渡航先のページに書いてあります。その出口の通信事業者には、ほかのインターネット接続事業者と同じく、あなたがどのサーバーに接続しているかは見えますが、HTTPSで送っている中身は見えません。
  • ダウンロードサーバーは、スマホがプロファイルを取得するときに、スマホのeSIMチップの識別子であるEIDを知ります。

ですから、身分証なしで買ったeSIMでも、ふだん使いのSIMが入っているスマホに入れれば、匿名のスマホにはなりません。2つの回線は同じハードウェアの上にあります。そして、あなたがログインしているアプリ(Google、Apple、WhatsApp)は、どんなSIMよりもはるかに正確にあなたを特定します。

KYC不要によって、あなたの名前はSIM登録簿にも、店の顧客データベースにも載らなくなります。ただし、端末がネットワークにとって見知らぬ存在になるわけではありません。

当店が保管するものと、その期間

  • 注文:プラン、決済の請求書ID、eSIMの識別子、日時。アクティベーションコードは暗号化して保存します。メールアドレスを入力した場合は、それも保存されます。
  • リクエスト:何かを作成するリクエスト(注文、ウォレット、サポートへのメッセージ、レビュー)ごとの、IPアドレスとブラウザのUser-Agent。不正や悪用を検知するために90日間保管し、その後自動で削除します。また、当店は禁輸対象地域には販売しないため、決済時にそのIPアドレスの国も確認します。
  • アクセス解析:ストアではページビューを数えるためにGoogle Analyticsを使っています。あなたのメールアドレスや、注文・eSIM・決済の識別子がそこに送られることはなく、注文リンクに含まれる秘密トークンは、ページのアドレスが送信される前に置き換えられます。ブラウザでブロックしても、ストアはすべての機能が使えます。
  • アカウント(作成した場合):メールアドレス、パスワードのハッシュ、そしてログインした各セッションのIPアドレスとUser-Agent(同じく90日間)。

仕入先は、当店の注文番号に対してeSIMを発行します。購入者が誰なのかは仕入先に伝わりませんし、当店から伝えられることもほとんどありません。

法律で求められた場合に当店が提出できるのも、この一覧がすべてです。全文はプライバシーポリシーにあります。

名前をひも付けずに支払う

支払いは暗号資産で、ホスト型の決済ゲートウェイを通して行います。ゲートウェイが管理するアドレスに支払い、当店に見えるのは請求書が支払われたかどうかだけです。対応しているのはBTC、ETH、TRX、そしてTRON、Ethereum、BNB Smart Chain上のUSDTです。詳しくは暗号資産で支払いのページをご覧ください。

これを「プライベート」と呼ぶ前に、知っておきたいことが3つあります。

  1. ブロックチェーンは公開されています。取引所から直接送った支払いは、その取引所が確認した本人情報にひも付きます。自分で鍵を管理しているウォレットからの支払いは、そのウォレットの履歴にしかひも付きません。少額の支払いには、ネットワーク手数料が安いTRON上のUSDTを選ぶのが一般的です。
  2. KYC不要は、審査なしという意味ではありません。ゲートウェイは、受け取った支払いに対して自動のコンプライアンスチェックを行います。フラグの付いたアドレスからの支払いは、決済事業者に保留されることがあります。
  3. プリペイド残高のほうが、残る痕跡は少なくなります。esimkerウォレットは32文字のコードで、その裏にアカウントもメールアドレスもありません。あなたが自分でウォレットをアカウントに連携しないかぎり、サーバーが保管するのはそのコードのハッシュだけです。一度入金すれば、その後のeSIMもチャージもすべて残高から支払われます。ブロックチェーン上に残るのは1回の入金で、購入のたびの支払いではありません。この仕組みの代償として、コードをなくすと誰にも復元できません。

向いている用途、向いていない用途

KYC不要の旅行用eSIMは、次のようなときに向いています。

  • 海外のSIM登録簿に自分のパスポートを載せたくない
  • 氏名、メールアドレス、カード情報をまた別の店に渡さずに、モバイルデータを買いたい
  • 自国の電話番号とひも付いていないデータ回線を海外で使いたい

次の目的には向いていません。

  • 接続先のネットワークから端末を隠すこと
  • 認証コードの受信。このeSIMはデータ通信専用で電話番号がないため、SMSでコードを送るサービスからは届きません
  • 利用ポリシーで禁止されていること全般

購入の前に、対応端末のページで、お使いのスマホがeSIMに対応しているか確認してください。